中小企業診断士になる子です。
以前、平成18年から平成24年までの1次試験受験者数と合格率の推移をご紹介しましたが、
今回は科目別、全7科目の傾向について調べてみました。
1.経済学・経営政策
一次試験の日程で初日、朝一番の科目となる経済学・経営政策です。年度によってバラツキがああるようですが、個人レベルでも得手不得手が分かれる科目だと思います。
私にとっては、ある意味食わず嫌いな分野で、実際に勉強を始めてみたところで苦手意識が覆るどころが、ますます頭の痛くなる科目でした。
経済学・経営政策を攻略できたのは、正直“運”だと思っています。もちろん、受験校で丁寧にご指南いただいたおかげで最低限のレベルには到達できたはず!と信じたいですが・・・
科目受験することになったら、一番凹むのが経済学・経営政策だと思っていました。
2.財務・会計
財務・会計は一次試験はもちろん、二次試験でも苦しめられる科目だといわれています。合格率の推移をみても他の科目に比べてやや低い傾向なのがわかります。
平成24年は3.76%というかなり厳しい結果になっています。
とはいえ、簿記やファイナンスの知識や経験がある方にとっては、強い味方になる可能性があります。
3.企業経営理論
年度によってバラツキが少ない企業経営理論ですが、特筆すべきは合格率が2割越えしないという点だと思います。
組織論やマーケティング関連の分野なので、他の科目に比べて身近にイメージできる部分が多いのですが、出題範囲が広いので当たりハズレがあるのかもしれません。
そういえば、テキストも分厚かった・・・
4.運営管理(オペレーション・マネジメント)
一次試験初日の最終科目となる運営管理ですが、こちらもなかなか範囲が広いです。店舗・運営管理と生産管理は、全く異なるジャンルで製造業の経験がなかった自分にとって生産管理はチンプンカンプンでした。
ただ、ワカラナイからといってこの科目で40点を狙うようなことはできません。二次試験にからむ要素が多いからです。いかに一次試験レベルを頭に叩き込みながら、二次試験を意識できるかがポイントだと思います。
5.経営法務
続いて、一次試験二日目の科目です。合格率の推移をみると近年は優しめだったのでしょうか。この分野も職務上経験のある人はすんなりイケるようです。法務にほとんどなじみのない私はテキスト以外に参考書も購入し、出題のされた方、覚え方などのパターンを勉強しました。
選択式の回答は、残り2つまで絞れたとしても、その後の決め手がないと結局ハズレてしまいます。いかに4分の1、5分の1を判断できるまで、範囲と数を広げられるか。経営法務はその点がつらかったです。
6.経営情報システム
免除対象になる科目のひとつが経営情報システムですが、これまた得意な人はサクサク解答して、退出も早い傾向がありました。合格率が2割後半から3割以上の時もあると考えると、案外得点しやすい科目なのかもしれません。
7.中小企業経営・中小企業政策
試験二日目、最終科目です。試験時間は90分ですが、ほどほどに終わります。まったくノーチェックだった範囲が出た場合、頼るのは「勘」のみです。凸凹している合格率が不気味だなと思います。
特に試験日前は中小企業白書とにらめっこする日々が続きました。
追伸、
セブンイレブンでピザまん注文したら、カレーまん出てきた。